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青森県西目屋村鷹ノ巣

2017/10/31取材

この地の断崖の岩窟に、いつの頃からか一つがいの大鷹が住み着いた。大鷹は人畜にも農作物にも一度として危害を加えたことはなく、村人は神の化身と敬っていた。またこの大鷹は、国内に何か変事があると、それを予測したように、姿を消すことから「霊鳥」と言われていた。

しかし、昭和に入り、その崖ふちに林道が開通し、人馬の往来が激しくなってからは、巣を捨てて、何処かへ飛び去り、その姿を見ることはできなくなってしまった。