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青森県弘前市若党町

2013/08/20取材

弘前城の追手門は、当初は北側の亀甲門だった。そのため城下の町割では、この守護のため武家屋敷が置かれた。そのためこの地域は、昔ながらの門や板塀、生垣などの伝統的な町並みを残しており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

その中のこの建物は、藩政時代に代々藩医を務めた伊藤家の居宅として、市内元長町の一角に建てられたもの。医者の居宅だが、中級武士の居宅に良く似た構造と特徴を残しており、座敷は簡素ながらも剛質な造作をした床と違い棚を組み合わせ、藩政時代の落ち着いた風格を生み出している。