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青森県南部町剣吉上町
2014/08/24取材
南部町には諏訪神社が多くあり、南部氏の甲斐からの下向と関わりがあると考えられる。
毎年2月に剣吉諏訪神社で行われる南部地方えんぶりは、南部藩発祥の時期から続いているとされ、田植え作業を歌と踊りで表現し、農具の「朳(えぶり)」に因み「えんぶり」と呼ばれるようになったという。烏帽子をかぶった太夫達は音頭とりの唄に合わせて勇壮な踊りを披露する冬の伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
この境内の池は、坂上田村麻呂が池の水で剣を磨いたという伝説が残り、「剣吉」の地名は、池の水が清く澄んでいて「剣を磨くに吉」といわれたことに由来するという。