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青森県三戸郡五戸町荒町17-1

2014/08/24取材

 

天明の頃の建築といわれ、郷土の家格にふさわしく大規模なつくりで、寄せ棟造り、屋根は茅葺きになっており、国の重要文化財に指定されている。現在でも人が住んでいるため、見学は外観のみ。

江渡家は南部領五戸代官所の下役を務めたという家柄である。この住宅は、ほぼ建設年代を知ることができ、土間に続いて居住用の四間、接客用の座敷四間が並び、郷士の家格にふさわしい大規模で良貭の住宅である。

多くの田畑も持っていたようで、天明の大飢饉の際には、飢餓救済事業として自らの住宅を再建させている。現在見られる建物が、その当時のものである。

接客用の玄関や座敷、仏間、竿縁天井、せがい造りなど比較的格式が高い仕様になっている。