青森県平内町白砂

2014/08/23取材

 

安井崎灯台から、北に1kmほど進むと、空に向かってまっすぐ伸びあがるように立っている岩があり、それが立石である。

道路側からほんの数mの高さのところが岩の最頂部だが、海側からは高さ30mほどもあり、非常に目立つ。漁師たちが海からの目印としているのだろう、頂部には「大龍王大神」が祀られている。

海岸まで下りると、その立石の壮大なそそりたつ様子を見ることができる。

この立石の下には洞窟があるといい、次のような伝説が伝えられている。

昔、洞穴の中にカレイをくわえた猫が入っていき、そのまま行方不明になった。数日後その猫は発見されたのだが、その場所はこの地から30kmほども離れている、青森市浪岡の王余魚沢(かれいざわ)であったという。

またこの洞窟を仮宿とする者もあったらしく、江戸時代の紀行家、菅江真澄はこの地を通りがかったときにのぞいて見たらしい。

下つかたにいはやあり、うちまひろくして、かたゐ(乞食)など行くるれば、此いはむろに泊すと云ふ。そとさしのぞけば、うち、ほのぐらきに、はら白きけだものふしぬ。こは、あら熊にやと、あないも、たましゐを飛してにげしぞき、身に汗あへり。

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