青森県青森市野沢字小牧野

2014/08/23取材

 

小牧野遺跡は、縄文時代後期前半に作られた環状列石を主体とする遺跡である。遺跡は、荒川と入内川に挟まれた舌状台地の標高140メートル付近に位置している。

環状列石は、埋葬、祭祀、儀礼に深く関わるものと考えられており、膨大な日数と労力をかけて作られており、縄文人の組織力を見せつけるモニュメントでもある。

小牧野遺跡は、縄文時代の葬送、祭祀などに関わる精神生活、土地の造成や石の運搬などの土木工事の実態などを知る上で極めて貴重であり、平成7年()に、国指定史跡となった。

これまでの調査の結果、三重構造の環状列石のほかに、竪穴式住居跡、土器棺墓や土坑墓群、貯蔵穴や遺物の捨て場、湧水遺構、道路跡等が見つかっている。

また多くの土器や石器、石製品などが出土しており、とくに際立ったものとして、祭祀的要素の強い三角形岩版や円形岩版が見つかっている。また北海道の、続縄文文化の影響を受けた土器も多く見られる。

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