青森県青森市

2014/08/23取材

 

八甲田山は単独峰ではなく、複数火山の総称で18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される火山群である。

八つのの甲(たて)状の峰と、山上に多くの田代があることから、「八甲田」と呼ばれるようになったという。

八甲田山はカルデラを有し、広い湿原のある田代平近辺の窪地がカルデラの北半分であり、南半分はカルデラ形成後に噴火した八甲田大岳などの位置に当たる。

カルデラを形成した巨大噴火は、調査されているだけで、65万年前と40万年前に2度発生した。歴史時代の記録では、溶岩を流出するような大きな噴火は無いが、山群の所々から今も火山ガスが噴気している。

八甲田山には、名前の由来の通りにたくさんの高地湿地がある。八甲田山が他の高山に対して景観上の特異性を持っているのは、この湿原群に負うところが大きい。

また、周辺は世界でも有数の豪雪地帯である。明治35年(1902)に、青森の歩兵第五連隊が雪中行軍の演習中に記録的な寒波に由来する吹雪に遭遇し、210名中199名が遭難した事件の「八甲田雪中行軍遭難事件」が発生したことでも有名である。

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