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青森県青森市安方2丁目…善知鳥神社境内

2014/08/23取材

 

昔、現在の青森市の中心部は「安潟」と呼ばれる大きな湖沼があった。荒川や入内川が流れ込み、周囲は5~6里あり、浪館、金浜、浜館に達する湖沼だった。

この潟に入る船は、いかなる時化でも転覆を免れたため、善知鳥神社と共に、漁師の崇敬の対象となっていた。

しかし横内城主の堤氏が外敵を防ぐため、荒川の流れを変えて堤川に流したことにより、次第に安潟は干上がり、干拓されていき、現在の安方の地となっていった。その名残が現在のうとう沼である。