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青森県むつ市脇野沢

 

鯛島にある弁財天には、坂上田村麻呂にまつわる伝説が残されている。

蝦夷討伐でこの地を訪れた田村麻呂は、村の娘と恋仲になり娘は田村麻呂の子を宿した。しかし、田村麻呂は役目が終えると都へ戻ってしまい、娘は恋しさのあまり悲嘆に暮れ、子供を生んだ後に自ら命を絶ってしまった。

村人たちはこれを哀れみ、この鯛の形をした島に娘を葬むった。しかし、島の周りの海では遭難が続き、娘の祟りだと恐れられるようになった。その後の南北朝時代、この地に都落ちしてきた藤原藤房がその話を聞き、供養のために弁財天を祀ったと伝えられる。

またこの島は、8月15日の夜に、鯛島の弁財天が、城ヶ島の雄神のもとに通うために、鯛島は城ヶ島の沖に移動するとも伝えられる。

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