青森県つがる市木造出来島海岸

2015/08/27取材

 

出来島集落から北へ1㎞ほどの日本海岸の崖面の下部に、現在ではサハリンまで行かなくては見ることの出来ない、亜寒帯針葉樹林のアカマツやエゾマツなどの埋没林を、約1㎞にわたり観察することが出来る。

埋没林の層は、約2万8千年前に、鹿児島湾の「姶良カルデラ」の巨大噴火で降り注いだ、厚さ数ミリの白色の火山灰の層をの下にあり、約3万年前のものである。

数千本の根株が埋蔵されていると推定される埋没林の規模は、世界最大級と言われている。この埋没林は、約8万年から2万年前の「ヴェルム氷期」と名付けられた最終氷期の後期のもので、急激な温暖化に伴い水没し枯死した針葉樹林の痕跡である。

針葉樹林が樹立していた当時は寒冷で、現在よりも海水面が100m以上も下がっており、海岸線は現在よりもはるかに西側の位置だった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です