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青森県むつ市大畑町

2012/07/11取材

この海岸は、自然の磯に加えて、地元の人々が山や川から自然石を運び、築磯を行ってきた。磯場は、小魚、ツブ貝、ウニ、アワビなどの生息場所となり、フノリや岩ノリの収穫場所となった。また和服のノリ付けなどに利用されるアカハタ、ミミ、ツノマタなどの海藻が繁茂する季節には、地域集落で一斉に磯明を焚き、一家をあげて収穫に励み、地域の経済に多大な貢献をしてきた。

現在は、海岸整備や漁港整備により経済基盤が安定し、海岸は砂丘が広がり、磯は半減するなど様子が変ってきている。