旭日旗たたきが好きな韓国のナンタラ教授が、中国の「キムチ起源は中国」説に嚙みついているようだよ。どうでもいいような話なんだけど、面白いので、「ちょっかい」出してみるよ。引用はレコードチャイナ(2020/12/15)ね。

韓国人教授が中国のオンライン百科事典「百度百科」のキムチに関する記述に抗議し、修正させた問題で、同教授が「百度百科」側の対応に再び不満を表明した。

「旭日旗」や竹島問題などでの日本への抗議でも知られる韓国誠信女子大学のソ・ギョンドク教授は先日、「百度百科」の「泡菜(漬け物)」の項目の「韓国の泡菜(キムチ)の起源は中国」という記載は誤りであると主張。「百度百科」側に抗議し、該当箇所を削除させた。

一方で、「百度百科」側は上記の部分は削除したものの、中国最古の詩集『詩経』の中の句に漬け物の製法が記されていたこと、韓国農水産食品流通公社北京農業貿易館の鄭雲溶館長が過去に「1300年前の朝鮮半島三国時代に中国の漬け物が韓国に伝わり、現地の民族の食習慣と結びついて発展、今日の韓国のキムチになった」と述べていたことなど、中国側の立場を補強する記述を追加した。

これについて、ソ教授は14日に「キムチが三国時代に中国から伝わったなどという歴史歪曲(わいきょく)を再び行った」と批判。「百度が主張の根拠として用いた2013年10月26日の記事(新華網)は、参考資料や文献など具体的な根拠を全く示していなかった」と指摘した。

また、「百度百科」が「泡菜」の項目をネットユーザーが自由に編集できないようロックをかけたことについても言及。「百度百科」によると、ロックは「論争があり、議論の結果が出ていない」「専門家が提供した内容の厳密さを保つため」などの理由でかけられるものだが、ソ教授は「正々堂々とした議論を避けた。自信のなさの表れだ」などと非難した。

ソ教授はさらに、「正しい指摘に対してコミュニケーションを拒否した百度との議論はもはや意味がない」との考えを示した。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では15日午前の時点で、関連のワードがランキングの上位に入るほど注目を集めている。

中国のネットユーザーからは、「韓国人はまずトウガラシがどうやって自分たちの国に伝わったか言ってみよ」「なぜキムチばっかり持ち出すのか。あ、キムチしか出せるものがないのね。じゃ仕方ない」「キムチに使うハクサイも中国からの輸入に頼ってるくせに」「そもそも韓国に歴史なんてあるのか」「歴史や文化を持たない国が、毎日のように他国の文化を奪おうとしている」など、皮肉や批判の声が相次いだ。

一方で、「主張はどうあれ、韓国人が文化遺産保護に対する意識が強いのは認める」「韓国が中国の文化を奪おうとしているという人が多いが、私たちは反省すべきではないか?私たちは伝統文化の保護を重視してきたのか?シュー・カイ(許凱。中国の俳優)の帽子論争だって、多くの人の第一印象は韓国の帽子だというもので、後で調べたら中国が発祥だと分かったんだ。文化保護は口だけじゃ駄目」とのコメントも寄せられ、賛同を得ている。

キムチをめぐっては、国際標準化機構(ISO)で11月24日、中国が主導して進めていた「泡菜」(paocai)の国際標準の最終案が批准されたことを受け、韓国で「キムチ文化が奪われる」との懸念の声が上がり、韓国政府が「キムチとは無関係の中国の塩漬け野菜・泡菜に関するもの」と説明する事態に発展していた。

私はけっこうキムチは好きで食べるのね。でもね、当然のことながら、日本産のキムチで、中国産や韓国産のキムチは間違っても食べないよ。

以前、キムチから寄生虫が発見され、日本でも韓国から直輸入されたキムチを常食していた方から、人に寄生し、脳や眼に寄生した場合は死にも至る、有鉤嚢虫が発見され、同様の症例が複数例発見されたんだって。韓国内でも、輸入した中国産白菜のキムチから寄生虫が発見されたのよ。

現在、韓国で消費されるキムチのほとんどは中国産で、またキムチで使うハクサイの多くも中国から輸入しているんだよ。それに韓国が輸出しているキムチも安い中国産のキムチを産地偽装しているものも多いんだって。

さらに、韓国では、唾はき好きな反日民が、キムチ工場で唾をはいている写真が出回ったりもしたよ。そんなこんなで、2005年から2006年の間に、日本のキムチ輸入量は46.4%減少し、今ではキムチの多くは日本国内でつくられているんだよ。今もたまに、「本場韓国産」とかって売ってるのを見かけるけど、わたしゃ絶対買わないよ。

漬物なんかは、起源がどうのこうのいうようなものじゃないと思うけどね。それぞれの地域で、手近な野菜を長期保存する工夫から生まれたもので、その基本は、塩と手近な野菜なのよね。その地域によって、それにニンニクやコンブや唐辛子などを入れて、様々な漬物に分かれていったわけよ。

キムチの文献初出は13世紀初めとされているらしいんだけど、そこには「キムチ」という言葉があるわけではなく、野菜の塩漬けのことが簡単に触れられているらしい。どうやらここで出てくる「野菜の塩漬け」が、「元祖キムチ」として論争のタネになっているらしい。

でもね、この当時の漬物は、朝鮮の漬物も日本や中国の漬物も大きな違いはなく、単なる「野菜の塩漬け」と考えるべきものなのよ。唐辛子や塩辛、白菜を使用するといったキムチの大きな特徴が現れるのは、16世紀に、朝鮮半島に日本から唐辛子が伝来してからなんだって。

唐辛子は16世紀に、ポルトガル人の宣教師が南米から日本に伝え、日本では食用としてではなく、観賞用や薬用として用いたんだって。それを豊臣秀吉の朝鮮出兵のときに、加藤清正が持ち込んだんだって。加藤清正は、凍傷予防として使用し、それに目潰しなどの武器として使ったんだってよ。唐辛子は、「日帝残滓」どころか、にっくき「豊臣残滓」なんだよ。NoJapanなんだよね、キムチや韓国料理に唐辛子を入れちゃだめだよ。

その後朝鮮半島に唐辛子が普及し、現在よく見られる、唐辛子が多く使われているキムチは、1827年の『林園十六志』に、「薀菜」として出てくるんだって。またハクサイが今の結球型に完成したのは18世紀以降で、塩辛、唐辛子と白菜を使ったキムチは、どんなに早くても18世紀以降ということになるわけよ。

中国にももちろん野菜の塩漬けはあったわけだけど、その中で、唐辛子を使った料理が多い四川で、生姜や唐辛子などと塩水に漬け込んで作る四川泡菜が作られ、キムチと呼ばれるようになり、起源論争につながっていったようだね。

韓国は、野菜の塩漬けである「泡菜」を起源とするのは少し無理があるよな。文献初出の13世紀初めには、まだハクサイもなく、唐辛子も伝えられてはおらず、「泡菜」はどこにでもある野菜の塩漬けであり、起源は成り立たず、それを中国に対して強いて主張するのは、中国に対するコンプレックス以外の何物でもないんじゃないのかな。中国の主張は、起源というより、現在は韓国のキムチは圧倒的に中国から輸出されていることからの「商標登録」的な主張のような気がするよ。

韓国のキムチ自慢も、コロナの特効薬とかって、「毎日食べよう」とかって言ってるうちは笑い話でいいんだけどね、ワクチン代わりに漬け汁を注射してとかやったらアホだよね。今回の中韓起源論争で、「旭日旗教授」の「英語・中国語など多言語によるキムチ関連映像を制作して、キムチの正しい歴史とキムチ文化を世界に伝える」とかって、あたかも政治問題にするような火病発症はアホタレというしかないよ。もしかして、キムチを食べ過ぎて、脳に有鉤嚢虫がわいたんじゃねーの。

こういうのって、この教授だけではないんだよね。2006年の、アジアドーハ大会で、キムチは「飲食物持ち込み規制」をされていたのね。にも関わらず、韓国選手団がキムチを持ち込み没収され、これに対して選手や韓国オリンピック委員会職員(KOC)が執拗な抗議をし、そのため警察が出動して、KOC職員が勾留されたんだって、バッカじゃねーの。

キムチの起源がどうとかって、唾入りキムチや寄生虫入りキムチの起源を争ってどうするのかな。はたから見ると、どっちもどっちだよな。そんなことよりも、安心、安全なキムチづくりをアピールしたらいいと思うんだけどね。