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山形県西川町志津

2012/09/05取材

この地には不動院があり、ブロンズ製の巨大な不動明王像(高さ2.7m)と大日如来像(高さ2.2m)が祀られていた。それらのブロンズ像は、江戸時代の中期に、福島県の信者により寄進されたものと伝えられる。

この地は湯殿山の参道であり、湯殿山はこの先1里半の大岫峠を越えればじきで、善男善女はこの地で足を止め、尊像に手を合わせ、湯殿山に向かったのだろう。

しかし明治初年の廃仏毀釈によりブロンズ像は取り払われ、不動院も廃された。 境内跡には、湯殿山碑や芭蕉句碑などの石碑が見られ、五色沼には弁天様が奉祀されている。