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山形県遊佐町吹浦字西楯

震災前取材

 

吹浦海禅寺の寛海和尚が、海で命を失った漁師の供養と海上安全を願い、地元の石工たちを指揮して、5年の年月をかけて明治元年(1868)22体の磨崖仏を完成させた。

十六の羅漢のほかに、釈迦牟尼、文殊、普賢の両菩薩、観音、舎利仏、目蓮の三像を合わせて22体の像が、それぞれ岩の形をたくみに使いながら、それぞれ個性的な表情で岩礁に刻まれている。