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宮城県白石市福岡蔵本字平屋敷

戊辰戦争で敗れた仙台藩では、藩士らの中には北海道に移住したものが多くあった。

明治4年(1871)、仙台藩の重臣で白石を治めていた片倉家の家臣達の中にも北海道の登別、札幌白石区、手稲区に移住したものが多くいた。 家臣たちは移住に際して、「片倉小十郎惣家中先祖代々の供養碑」を建てた。

その碑文の中には、後年、墓参りのために白石を訪れたものは、上西、米竹、菊池その他の家を訪ねれば宿泊させる旨が書いてある。 彼らは、この碑に故郷への思いを残し、北海道に新天地を求め白石を後にした。