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福島県下郷町野際新田

2011/12/02取材

  • 嶽観音堂参道
岳観音堂は、坂上田村麻呂が、蝦夷征伐の際、人馬の供養のために観音山中腹の洞窟内に聖観世音菩薩像を祀ったのが始まりとされる。その後寛文3年(1663)、学円寺中興の祖の尊栄和尚によりこの地に遷され、堂宇が建てられ、学円寺の眷属仏堂となった。

現在の御堂は、明治25年(1892)に再建されたもので、三間四方、宝形造りで唐破風の向拝に細かな彫刻が施されている。正面の仁王門は、天保13年(1843)に建てられたもので、右に阿形像、左に吽形像が祀られている。

元禄11年(1698)に、南山御蔵入三十三観音霊場の第十三番札所となり信仰を集めている。

周辺部は観音沼森林公園として整備され、四季折々の会津の山々と沼辺の光景を楽しむことが出来る。