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福島県天栄村大字下松本字稚児橋

2012/03/28取材

  • 稚児橋跡
この地の道は、かつては白河中街道と呼ばれ、長沼町桙衝から大里を経て白河に通じる道で、辻には石橋が架けられており、稚児橋と呼ばれていた。

奈良時代に、大化の改新で中心的役割を果たした藤原鎌足が、常陸の鹿島神宮参詣の際に、陸奥に二木ノ松という神木があると聞き、ここまで来たが道に迷ってしまった。すると老松の陰から稚児が現れ、道案内をしてくれたと云う。

以後、この地は「稚児橋」と呼ばれ、児渡ノ庄広戸郷の発祥の地となり、「松本」の地名の由来もここから生まれたとされる。