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福島県大玉村玉井字石橋…福満虚空蔵尊境内

2011/04/05取材

 

別名:駒止めの桜

この地は、平安時代末期の永保3年(1083)頃、源義家が後三年の役の平定のため奥州へ赴く際に、馬場を置いたと伝えられる地である。

この地の桜は、義家が桜の枝を鞭として使い、駒止めとして土に突き刺し、それが根をつけたものと伝えられている。

樹種はエドヒガンサクラで、推定樹齢1000年、樹高約15m、幹周り約7m、根周り約10mである。毎年4月20日前後に花を付け、この地の稲の種を撒く目安ともなっている。

昭和11年(1936)国の天然記念物に指定されたが、近年、樹勢の衰えが目立ち、現在樹勢の回復作業を行っている。