福島県二本松市渋川字下原

2012/07/04取材

 

円東寺は、(807)に、徳一大師によって開基されたと伝えられる。古くは、安達太良寺の北院として、光明院と称していた。

この地は、旧奥州街道の二本柳宿のあった地で、宿場が形成されると、その枡形にあたるこの地に移された。

この円東寺の糸桜はシダレ桜で、根元周囲4.1m、樹高10.5mで、枝の最長は7mを超え、推定樹齢は400年以上とされる。この地に宿場町が整備される前の天正年間(1573~92)には、すでに二本柳の地名が見え、この地一帯は原野であり、当時すでにこの地に桜があったと云う。