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福島県郡山市西田町丹伊田字宮作
震災前取材
この鹿島大神宮の地にはベクマタイトの岩脈が露頭している。
ペクマタイトとは「巨晶花崗岩」とも呼ばれているように、花崗岩質で、石英、長石を主成分とした非常に大きな結晶の集合した岩石である。
かつて、この西田町から白沢村にかけての阿武隈山地は、ペクマタイトの大産出地だったが、今では工業用原料として採掘されつくされ、約1万4千トンと推定される量のペクマタイトが現在でも保存されていることは大変めずらしい。
露出している面の延長は約40m、幅14mにおよび、地下10mまではこの岩石があると推定される。