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福島県二本松市渋川字中取場

震災前取材

 

昔、二本柳と長谷堂の中間に大きな沼があり、そこに沼の主である竜神が住んでいた。

あるとき堤が破れ水がなくなり、自分の相方とはぐれてしまった。沼の主は鹿に化身し、この石の上で鳴き、相方を呼んだが見つからず、山を越えて、土湯の女沼に移り住んだと伝えられる。

この鹿の鳴き石の周囲を左に三回まわると、鹿の鳴き声が聞かれるという。