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青森県つがる市森田町大館

2015/08/27取材

 

 

 

 

南北に走る舌状大地の先端に位置し、北側は切立った崖で、東西は急斜面で囲まれている。頂部には、直径60mほどの半円状の、幅3~5m、深さ1m程の堀跡が認められ、かつては鉢巻状にまわっていたと考えられ、蝦夷の城塞の典型的な形式である。

この館には、かつて赤治鬼(あかじき)という勇猛な男が住んでいたといわれる。赤治鬼はその名を近隣に轟かせており、坂上田村麻呂もなかなか落とせないでいた。

田村麻呂は一計を案じ、ねぶたを造って誘い出し、物珍しさに出て来た赤治鬼らを攻めて滅亡させたという。