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青森県青森市字浅虫

2013/04/26取材

白根崎の500m沖にある高さ33mの流紋岩で構成されている巨大な岩が裸島である。かつては陸続きだったものが、波浪の浸食や風化により現在の将棋の駒を立てたような島になった。

昔、近くの里で母親が乳飲み子を木陰に寝かせ畑仕事をしていた時、大鷲に眠っているわが子をさらわれてしまった。母親は必死に大鷲を追いかけたが追いつくわけもなく、子供は裸島の頂上に下ろされた。

母親は狂乱し、素手で岩を登ろうと必死で岩肌をひっかき、なんとか子供を取り戻すことができた。滑らかな岩だった裸島も側面が欠き削られ、母親の血で染まり今の形になったと云う。

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