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秋田県由利本荘市川西字野際

震災前取材

 

この地にあった 由利氏の根城は、正中元年(1324)、鳥海氏に攻められ落城、城主の由利政春は自害した。

この抱き合いの松は、村人達が政春の供養として植えたのが始まりとされる。松だけでは根付きが悪かったのが、隣に杉を植えたところ双方ともに育ち抱き合うように大樹になった。

このため、後年「抱き合いの松」と呼ばれるようになった。現在は松の方は枯れてしまい、杉だけが残り、樹高約26m、幹廻約6mで樹勢は旺盛である。