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韓国での「日帝残滓」を調べていると「独立門」が目に入った。この「独立門」は。この間までのムンジェイン大統領夫妻はどういうわけか好きなようで、3.1独立記念日にはこの門の前で何度か集会を持ち支持者の蝋燭左翼の皆さんとマンセーなどし記念撮影をしている。

その独立門は、日清戦争に勝った日本が、下関条約で、韓国を清の冊封国から、李氏朝鮮を独立させたことを祝い、建てたものだ。韓国の独立とは無関係の、いわば日清戦争での日本勝利の記念碑的な門だ。それを、反日まっしぐらのムンジェイン夫妻やお取り巻き御一行が、「マンセー」とかしている。

この独立門の地には、もとは、清の冊封国である象徴の「迎恩門」があり、朝鮮王はこの地で清の使節を出迎え、3回跪き、9回頭を地面に叩きつける、屈辱の三跪九叩頭の礼を行ったとされる地で、その清の属国である象徴の「迎恩門」は、「独立門」が建設されることで廃された。

この独立門は、開化派の李完用らが率いる、独立協会が中心となり、募金活動をおこない建てたもので、扁額は李完用が書いている。李完用は、その後、大韓帝国の内閣総理大臣として、ロシアや日本の勢力のはさまで、韓国の近代化を進めようとしていた。しかし、初代皇帝の高宗は、絶対王政を維持しようと、保守勢力と結び、独立協会を弾圧し強制的に解散させた。

親露派の高宗は、ロシアに鉱山採掘権や森林伐採権、関税権などの国家基盤を売り払い、それを補うために大幅な増税を行い、開化派を弾圧し、そのため議会政治への道も閉ざされ、改革は頓挫してしまった。

李完用ら開化派は、大韓帝国独自の近代化を諦め、当時、最大の政治勢力だった一進会を率い日本との合邦の道をさぐり、日露戦争時には、積極的に日本を支えた。そして、日露戦争で日本が勝利すると、欧米列強諸国も、紛争の種になっていた韓国を、日韓併合により、日本の統治下におくことを是とするコンセンサスができつつあった。そしてついに日韓両国は併合し、朝鮮人は「日本人」となった。

ムンジェインらがマンセーした独立門は、韓国が日本から独立した際の門ではなく、日清戦争での日本の勝利を祝うもので、清の属国から独立した記念碑的な門だ。さらには、当時の最大の政治勢力だった、李完用ら開化派が率いる一進会が進めた日韓合邦の象徴的な門ということだ。

それを韓国では、その歴史背景が正しく教えられておらず、独立門はいまだに「日本からの独立」を記念する門であると誤解・勘違いしている人が多いらしい。両班ら支配層からの収奪に苦しむ朝鮮人の苦痛を思い、近代化が挫折した当時の時代背景の中で、日韓合邦を選んだ李完用は、今は、国を日本に売り渡した親日派として、最大級の悪人とされている。

そして李完用ら「親日派」が建てた独立門は、反日火病からすれば、「日帝残滓」のでっかいステッカーでも貼られるべきものが、独立門は日本から独立した際の門と勘違いした、ムンジェインはじめ、多くの無知蒙昧のロウソク左翼が、「親日清算、」を唱えながらマンセーと叫んでいる。こんなんが韓国の、歴史認識なんだよね、あきれるよ。