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山形県庄内町清川字上川原

震災前取材

 

清川は、東北戦争の端緒となる、庄内軍と新政府軍が最初に戦った、清川口の激戦地である。

この地での戦闘は、当初、新政府軍がその火力をもって有利に進めたが、午後に入ると庄内勢の援軍が到着し、激戦の末、庄内勢が新政府軍を撃退した。

庄内勢の戦死者は13名、新政府軍の戦死者は12名だったといわれ、最上川と立谷沢川との合流点脇のこの地に、長州藩兵の墓が建てられた。墓の脇には、同郷の山口出身の岸信介元首相の書になる「赤心薫萬吉」の碑が建てられている。