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山形県村山市富並外宿(富並八幡神社境内)

2017/08/21取材

 

頼義のスギは村山市役所の北北西方、富並の八幡神社宮境内にある。

前九年の役の康平年間(1058~1065)、陸奥守鎮守府将軍源頼義が、この地の鬼甲城に、落濱入道大林政国(だいりんまさくに)という豪族を討伐し、その戦捷記念に植えたものと伝えられている。

根回り凡そ7.5メートル、目通りの幹周りが凡そ6.5メートル、樹高は約24メートルで、樹齢は900年超と推定されている。この杉は過去に幾度か雪害を受けており、昭和54年(1979)にも被害を受けて幹が折れる被害を受けた。

しかし、折損した部分からは新しい枝が何回も発生し、枝が蛸足状になり、肥大成長し、神宿る木にふさわしい姿になっている。

昭和34年(1959)、村山市の天然記念物に指定されている。