山形県新庄市石川町

2015/09/14取材

 

積雪地方農村経済調査所は、昭和8年(1933)凶作や小作争議、経済恐慌などで苦しむ雪国の農村を立て直すことを目的として農林省が設けたもの。

調査所は、雪国に住む人々の生活や、雪が社会に及ぼす影響を詳細に調べ上げ、その具体的な改善策を提言する調査研究・指導機関で、研究対象は農家生活や農業経済、積雪、副業開発や農産物加工と様々な分野にわたり、その業績は雪国地方に幾多の光明をもたらした。また、雪の自然科学的研究においても、今日の雪氷学の基礎を築いた。

現在は、新庄市が施設を譲り受け、調査所以来の歴史的遺産を継承し、さらに雪国文化発信の基地とすべく施設を整備して、平成9年(1997)「雪の里情報館」として開館した。

敷地内の三角屋根の建物は、調査所の旧庁舎を復元したもので、雪下ろしの必要がない急勾配の屋根を持つ、当時の雪国には画期的なもので、現在、市の指定史跡になっている。

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