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山形県山形市東原町二丁目

震災前取材

 

この庭園は、もと真言宗の古刹宝幢寺(ほうぎょうじ)の池泉回遊式古庭園。

寛文年間(1661~73)、山形城主の松平下総守忠弘が、城内本丸庭園を造り直した時に、そのとき余った石と、吉野のもみじでこの庭園も改築した。このとき、江戸から幕府庭師を招き、忠弘自ずからも石組みに手を加え完成させたと伝えられる。

宝幢寺は明治初期に廃寺となり現在残る書院を除き取り払われた。