山形県山形市山寺

震災前取材

 

山寺の立谷川にかかる宝珠橋のたもとに巨石があり、これが「対面石」と呼ばれる石である。

慈覚大師が山寺を開くにあたり、この地方を支配していたマタギの頭領の磐司磐三郎(ばんじばんさぶろう)とこの大石の上で対面し、殺生を戒め、この地に仏道を広める根拠地を求めたと伝えられる。磐三郎は慈覚大師の言葉を入れて、殺生をやめこの地を明け渡したと伝えられる。狩人をやめたことを喜んだ動物達が、磐司に感謝して踊ったというシシ踊がこの地に伝えられる。

この地はかつては二口峠を越えて秋保に通っており、二口峠を越えた宮城県側に巨大な岩山の磐司岩や、街道沿いの仙台の大梅寺にも形を変えて磐司磐三郎の伝説が伝えられている。

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