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山形県東根市本丸南一丁目…東根小学校
震災前取材
この地は、正平2年(1347)、小田島長義が築いた東根城の本郭にあたる。ここには「雄槻」「雌槻」と呼ばれた二本の大槻があったが、明治18年(1885)「雌槻」が枯死し、現在は「雄槻」だけが残っている。
樹齢は1500年以上で、地上1.2mの幹周は16mあり、直径は約5m、高さは約28mに及ぶ。昭和32年(1957)、国指定特別天然記念物に指定された。
松尾芭蕉は尾花沢から山寺へ向かう途中に東根を通ったが、すでにそのときには樹齢1200年以上の大槻が二本この地にあったことになり、街道を通りながらこの大ケヤキを眺めたものと思われる。