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山形県東根市四ツ家一丁目…與次郎稲荷境内

震災前取材

 

與次郎稲荷神社の境内にある石造りの鳥居は、最上三鳥居の一つに数えられている鳥居である。通称「六田の石鳥居」と呼ばれ、太くて重厚な石柱は、推定で室町時代以前の建立とされている。

むかしから「六田の石鳥居」として人々に親しまれてきたもので、山形市鳥居が丘の「小立の鳥居」、天童市高擶の「荒谷原の鳥居」とともに、最上三鳥居の一つとして有名である。

村山地方に残るこれらの独特の石鳥居は、山岳信仰の中で建立されたものと思われ、この鳥居はかつては、この近くを東西にはしっている道路上にあったもので、羽山か月山を対象にした鳥居ではなかったかと考えられている。のちに向きを変えて現在地に移転建立された。