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山形県村山市楯岡鶴ヶ町二丁目

震災前取材

 

鏡清水は、楯岡城の城山山麓にあり、山頂の城の命水として使われ、楯岡城の隠し泉と伝えられる。楯山の凝灰岩から溶け出したうすい乳白色の清水で、古くから「甘露泉」と呼ばれている。

この近くには、楯岡城の「婦子供屋敷」があったと伝えられ、戦国時代の避難所的な役割を持っていたと考えられる。「鏡清水」の名称も、姫や女房たちが、この泉に姿を写し化粧したことに由来する。

戦国時代末期、葛西大崎一揆の際に、伊達政宗に追われた大崎勢がこの地に逃げ来たり、一時的にこの地に留まったとも伝えられる。