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山形県鶴岡市大網字宮の北

震災前取材

この地の庚申塔は、安永9年(1780)に建てられたもので、高さ3.65m、幅2.2mで、日本で最大のものと云われている。

古くから、庚申講といって、庚申(かのえさる)の日には村人達が集まり、庚申様の掛け図や庚申塔を祀って夜通し語り合い、飲み食いする慣わしがあった。この地には、湯殿山修験道の道場だった大日坊があり、特に信仰は深かったと考えられる。

庚申様の祭神は、その地により様々であり、そのご利益も様々であるが、当時の最大のご利益は、不老長生であったと考えられる。