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山形県遊佐町吹浦

2013/06/07取材

 

芭蕉と曾良は、 象潟に行くために酒田を立ち羽州街道を北へ向かった。その日は朝から小雨が降り、酒田から6里ほどの吹浦に入る前から雨が激しくなり、吹浦には昼頃に着いたらしいが、この地で一泊したようだ。

吹浦の地は鳥海山の溶岩が海に押し出した地にあり、むき出しの岩石の台地になっている。現在国道7号線は、この地を東に迂回しているが、かつての羽州街道は、現在の345号線が通る海岸線に沿った道であり、羽州街道の難所の一つだった。

この辺りの、日本海に沈む夕日は絶景であるが、翌日も雨が降っていたようで、芭蕉らはその絶景を眺めることはできなかったようだ。