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宮城県大崎市鳴子温泉字川渡

震災前取材

川渡温泉街の外れに温泉石神社が鎮座しており、この温泉の成り立ちを伝えている。

温泉石神社は、玉造郡三座の一である延喜式内神社である。承和4年(837)、この地に大噴火が起こり、雷のような地鳴りが響き、振動は昼夜にわたった。このとき、この地の周囲二十余尺の大石の根元より温泉が河に流れ、その色は水漿の如くだった。

その後、この石を温泉石神として祀り鳥居が立てられ、承和10年(843)その石上に神社が建立されたと伝えられる。