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宮城県角田市角田字町

地元の大地主の氏家丈吉の豪邸を利用した資料館。明治から大正にかけて建築された氏家丈吉氏の邸宅を譲り受けたものを角田市が改装、整備したもの。

間口約20間,奥行40間,3101㎡の敷地に主屋をはじめ,総檜造りの店蔵,文庫蔵,米蔵の土蔵などが残されている。 材料をはじめ細部の意匠に至るまで手の込んだ仕事がされた数寄屋造りの豪華な邸宅や土蔵が現存し、歴史資料や民俗資料、遺跡からの出土品などの考古資料が展示されている。

初代氏家丈吉は屋号を加登丈と称した。天保10年(1839年)、本家の加登清(氏家清吉)の次男として生まれ、慶応年間に現在地に分家した。店舗と主屋、文庫蔵それに表門は初代丈吉によって建てられたものである。明治21年(1888)には角田の大地主13人中の4番目に序列された。