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宮城県白石市小原字上台

不動堂は、天正19年(1591)に伊達政宗が創建したものと伝えられる。 もとは、現在の113号線沿いに建っていたが、文禄3年(1594)、不動堂は焼失した。

このとき堂内の本尊が自ずから飛び出し、堂の後ろの岩窟に入って災厄を避けたという。これ以降、「飛不動尊」と呼ばれるようになった。

また、享保16年(1731)、この地を大地震が襲い、そのとき堂の一部は巨岩に押しつぶされたが、本尊と僧侶は怪我もせず無事だったことから、霊験あらたかな不動尊としてさらに人々の尊崇を集めるようになった。 不動堂は、地震後の享保19年(1734)、現在の地に再建され、七ヶ宿街道もこの堂の前を通るようになった。