宮城県蔵王町遠刈田温泉字鬼石原

 

この鬼石があるこの地は鬼石原と呼ばれ、(1620)の蔵王の噴火によって形成されたという。

昔、この鬼石の傍らで白狐が罠にかかって動けないでいるところを、百姓の幸吉が通りかかり、この白狐を助け、遠刈田の湯につかると治ると教えた。翌年、田植えのとき、百姓姿の五人の若者を連れて手伝いにやってきたのは、幸吉が助けた白狐だった。そのお陰で田植えも一日で終わり、その後もまた親狐が現れ、田の草取りを手伝って帰った。この狐の恩返しによって美味しい米がいつもの年の倍もとれ、その後も幸吉には幸運が続き、人もうらやむ長者となった。

後に、この狐達が、竹駒神社に帰ったことを知った幸吉は、毎年秋になると一俵分の餅と油揚げを神社へ供えたという。

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