宮城県仙台市太白区秋保町長袋字舘

 

長館は当初、秋保氏の本城である楯山城の前衛の館として設置されたのがはじまりだといわれている。秋保氏十五代盛房のときに、本城を名取大曲城主の長井氏に奪われ、一時山形に避難し、その後奪回に成功しこれを期にこの長館が本拠城となった。

長館は、名取川と獺沢の合流地点に突き出した舌状台地に立地し、本丸まで三重の土手が巡らされている。周辺は断崖を有し天然の要害となっている。

秋保氏は、平清盛の子重盛をその祖とすると伝えられ、古くからこの地域を支配した。戦国期には伊達氏に属し、山形最上氏に対する二口峠の境界警備という重責を担った。

半世紀に一時刈田郡小村崎村へ移ったがほどなくこの地へ戻り、七代藩主伊達重村のときには、秋保氏二十三代秋保氏盛が奉行に抜擢され、仙台藩内で重きをなし、そのまま明治維新を迎えた。

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