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宮城県仙台市宮城野区燕沢三丁目

  今より約1000年前、平将門が下総の天慶の乱に敗れた際に、その妹が兄将門の野望を嘆き、相馬御所に逃れた。しかし将門惨殺後、さらに海路を逃れ、この地の近くの小鶴にたどり着いた。 坂を登り、この地で尼となり庵を結び一族の菩提を弔った。その後茶屋を開いて道行く人に甘酒などを売るが、美人であったため評判になり、人呼んでこの茶屋を比丘尼茶屋、この地を比丘尼坂と呼ぶようになった。 年を経て、この茶屋は南ばん家という屋号で街道を往還する旅人に甘酒を売り、今市の足軽が内職で駄菓子を店頭に並べ、玩具のはねっこ兎なども売り繁盛し、街道の名物となった。