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宮城県仙台市宮城野区五輪…榴ヶ岡公園

  明治7年(1874)洋式兵舎を建築し、同8年軍旗を下腸されて創設された。以来、西南の役を始め、京城の変、日清日露の役、尼港事件、満州支那事変、大東亜戦争と大戦役にはくまなく参加し、強兵の誉れが高かった。 兵舎は、宮城県内に現存する洋風建築では最古のもの。瓦葺寄棟造り木造2階建てで、漆喰塗りの大壁、建物角隅にはコーナーストーン、ガラス入り上下窓、出入口のポーチには洋風円柱、雲形の彫刻を有する階段等の特徴を持つ。これらは明治6年完成の名古屋第六連隊兵舎と似ていることから、当時の兵舎建築の基準に則ったものと考えられる。 終戦まで60年間にわたり旧陸軍の兵舎として使用された後、終戦から昭和31年まで東北管区警察学校等に使用された。内部はその都度改造されているが、昭和53年文化財に指定された後、明治37年の状態に復元された。