宮城県七ヶ浜町湊浜字砂山

 

この薬師堂の本尊は、大医王仏とも呼ばれ、人間の苦悩や病気を癒してくれる如来で、薬師信仰は奈良時代から平安にかけて全国的に広まった。拝殿奥の岩窟に七体の薬師座像が祀られているが、内四体は風化が激しい。

この座像は、仁寿2年(852)、慈覚大師が東北を訪れた際に、航行する船や人々の安全を祈り彫ったものと伝えられている。このとき、一夜のうちに三つの穴薬師を作ったと伝えられ、一つは岩切東光寺境内の「宵のお薬師」、次が菅谷の「夜中のお薬師」、三番目がこの七ヶ浜町湊浜の薬師像であり、「暁のお薬師」とも呼ばれている。

三間四面の拝殿は、江戸時代の末頃に改築されたものと伝えられる。

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