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宮城県富谷町鷹之杜

 

かつて、仙台藩藩祖伊達政宗がこの地で一日鷹狩を行った。日頃寵愛していた鷹を放ったところ、何故か日頃の元気さを失い、急に落下し、その場で死んでしまった。

政宗はひどく悲しみ、近所の農家から素焼きの甕をもらいうけ、その中に鷹を入れて土中に手厚く葬い、その傍らに杉を植えた。

その後杉は甕の形の大木に育ち、四方に枝を張り広げて見事な枝振りの杉の大木になった。鷹を甕に入れて葬ったところからこの杉は「甕杉」と呼ばれ、転じて「亀杉」と呼ぶようになった。