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宮城県東松島市赤井字館前…赤井八幡神社境内

震災前取材

 

古書によれば、八幡神社境内にある井戸の水が赤色だったことから、「赤井」の地名が生まれたと伝えられる。

八幡神社の祭典の際に流鏑馬の奉納神事があり、その際にしばしば流鏑馬奉仕馬が怪我を負ったときに、境内の大井の御神水を使い癒したところたちまち快方したと伝えられる。

この井戸のある八幡神社は、前九年の役の時に、源頼義が奥州に下向し、陣中に八幡神を祀り、戦勝を祈請したことに起因するという。康平5年(1062)、諸地の叛族を討伐平定後、奥州の諸所に八幡神を勧請した。八幡神社もそのときの一社で、治暦年間(1065~1068)に創建されたと伝えられる。