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宮城県塩竃市本町

震災前取材

御釜社は塩竈神社の末社の一つで、祭神は海水を煮て塩を作る方法を教えた神とされる鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)。

赤い鳥居をくぐると、左手に「塩釜(鹽竈)」という地名の由来となった直径約1.4mの御神釜が4つ奉安されてる。一基は約1000年前、残りの三基は約800年前に寄進されたものという。

毎年7月には、古代製塩法「藻塩焼」での塩づくりの神事が行われ、塩竈神社例祭に奉納される。

この釜には現在も海水がたたえられており、涸れることはなく、この地に変事がある時には海水の色が変わると言う。

 

・海水池

境内左奥に海水池というのがあり、その池の水は松島湾に通じているので海水と伝えられ、また底には、昔製塩用の海水を運んだ牛が石になってしずんだという「牛石」があると言われている。