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宮城県気仙沼市字川原崎

震災前取材

天喜・康平年間(1053~1065)年、源頼義が安部頼時と戦った前九年の役の折、戦勝祈願のために勧請したのが始まりと言われている。源義家の家臣の熊谷直孝が祭祀をしていたが、その後葛西、伊達氏らにも尊崇され、毎年8月15日には、重臣が奉行となって鏑矢祭りが行われていた。

 

・平八幡神社の大サワラ
参道の両側には、高さは25m内外、地上1.5mの幹囲は5.05mを最大とし、小は3.77mの、いずれも県下稀にみるサワラの巨樹が6本ある。かつては、おそらく両側に5本ずつ植えられたものと思われるが、現在は社殿に向かって右側に4本、左側に2本残っている。梢はやや枯死したものもあるが、樹勢は盛んである。本県は、サワラの自然分布上北限に近いので、このような巨樹は学術上貴重である。