スポンサーリンク

福島県棚倉町棚倉字馬場

  • 馬場都々古別神社

都々古別(つつこわけ)三社(馬場都都古別神社・八槻都々古別神社・近津神社)の一社で、「上の宮」にあたる。

人皇第十二代景行天皇の御代(71~130)、日本武尊が奥羽鎮撫の際に都都古和気神を地主神として都々古山(建鉾山)に鉾を立てたのが始まりとされる。のちに大同2年(807)、坂上田村麻呂が近世棚倉城の地に移したと伝えられる。

その後、寛永元年(1624)、丹羽長重が棚倉藩主としてこの地を領し棚倉城を築城する際に、現在の地に遷宮した。

境内には樹齢数百年の古木が茂り、棚倉城地より解体移築されたと伝えられる流造の本殿や、向拝一間に唐破風を持つ拝殿がある。また社宝には鎌倉時代に源義家が寄進したとされる長覆輪太刀二口(国重文)や、赤糸威鎧残闕(国重文)などがあるという。