福島県棚倉町字北山本

  • 参道

山本不動尊は、大同2年(807)弘法大師が、勅命により湯殿山開基のための東北行脚の際に、この地に立ち寄り護摩壇を築き、当時八溝山系のこの山を根城にこの地 を荒らしまわっていた悪鬼を調伏祈願したのが始まりと伝えられる。大師は、この地に護持仏の不動尊像を安置し、供僧の道隔阿闇梨を此の地に残し、供養修法に専念させたと伝える。

この悪鬼を調伏したことにより、古くから魔除、厄除の信仰が厚い。又後年、父親の密貿易の咎により棚倉藩に移封された松井松平氏の新たな当主の松平康爵(やすたか)は、この不動尊に開運出世を祈願し成就したと伝えられ、このことから開運の不動尊としても信仰を集めた。

現在の御護摩殿は、昭和50年(1975)に建てられたもので、その奥の、不動明王の御顔とされる巨大な岩山に続く130段の石段を登ると、巨岩の洞窟に御本尊が安置された奥の院がある。

この不動尊を中心とした南北約5kmの渓流は、奥久慈県立自然公園に指定されており、四季を通じて自然が楽しめる公園として整備されている。

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