福島県古殿町田口字久保田299

2015/03/24取材

  • 西光寺阿弥陀堂
 

別名:田口阿弥陀堂

正和2年(1313)、鎌倉建長寺堂庭和尚が開山したもので、天文2年(1555)、竹貫城主石川重光が中興したと伝えられる。

阿弥陀堂は三間三面単層で、屋根は宝形造。桁や梁から上などには、後世改められた所が多く見られるが、主体部分は室町期の唐様が良く残っている。内部は板敷で、奥正面中央に須弥壇を設け、壇上に応安4年(1371)銘の宝冠阿弥陀如来座像が安置されている。

境内には、開山時に植えられたと伝えられる、推定樹齢650年のシダレ桜があり、季節には見事な花を咲かせる。